東京物語

すまいる

2013年10月28日 01:07


「バベルの塔」

人は高度な技術を駆使して、神への挑戦をするため天に届く塔を築いたという。

神話によると、やがて神の怒りに触れ・・・


あ、いや失礼、勘違いでした。これは東京スカイツリー!

久々に夫婦で東京見物?してきました~(笑)




しばしキャンプは小休止。いつもの週末とは正反対の方角へ電車で2時間。

台風一過の快晴の東京へ・・・初めて見るスカイツリーが楽しみです。

しかし田舎暮らしが長いので、人混みにもまれるとグッタリ疲れますな(笑)



20年ほど前までは東京に住んでいました。結婚し子供が出来て数年後に現在の湘南の地へ。

独身時代は若さに任せて転々と引越し、北区・足立区・葛飾区・江東区・江戸川区・・・

あれ?下町ばかりだけど、どこもアットホームな良い街でしたね。とにかく居心地いいんです(笑)



ここから程近い亀戸に住んでいましたが、当時は下町の混沌としたカオス具合にシビレました(笑)

安アパートを借りて、のり弁当ばかり食べていましたが、夢と希望に満ちあふれる素晴らしい日々。

仕事が変わり、年配の上司が言いました。



「君たちは良いなぁ〜昨日より今日、今日より明日。毎日成長し、どんどん良くなって行く」

若い私もそう思っていたし、怖いものは何もない年頃です。ただ前だけを見て全速力で突っ走る。

周りは夢を語る仲間に恵まれ、切磋琢磨しバチバチ火花を散らす競争も今では懐かしい思い出です。



食事の後もチョイチョイ食べるのでおなかパンパン。浅草周辺をぶらぶらしながら街並みを見て回る。

かつて妻も私も東京暮しをしていましたが、会社と家との往復で意外と観光名所に うといのです。

いつでも行ける安心感か?皆さんも地元の観光名所って面倒臭くて行かないよね?(笑)



東京は私にとっては素晴らしい街だった。身体一つで飛び込んできた若者を受け入れてくれたから。

よくよく考えると辛い事も沢山あったと思うが、すぐには思い出せない。

雑踏の中の強烈な孤独感も、出口の見えない苦しい事も、今となっては時が解決してくれたようだ。



スカイツリーのすぐ近くの酒場。時代に取り残された雰囲気がイカす(笑)

古い物と新しい物の共存。この風景は来たる東京オリンピックまで見られるのだろうか?

街が生まれ変わると、懐かしい記憶が削り取られて行くようで少し淋しい。



結局、展望フロアには行けなかった。日曜日にノコノコ行っても整理券で数時間待ちの大行列。

妻が子供達へのお土産をあれこれ買っていた。私はそれを両手に抱え地下鉄に乗る。

ペラペラと良く喋る妻だが、寡黙な私とのバランスはちょうど良いのだろう。また来よういつの日か。

さようなら東京スカイツリー







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