キャンプ場へのアプローチは困難を極める。あちこちの通行止めトラップをくぐり抜け、細い道を登っていく。
地図やカーナビに騙されながら、わずかな手掛かりを探る。
山のキャンプ場はいくつかあるが、純粋に山頂に位置するキャンプ場はあまり無いかもね?
しばらくキャンプをしていますので、高所からの絶景が売りのキャンプ場をいくつか知っています。
だるま山高原、野田山健康緑地、乙女森林公園第2・・・いずれも富士山を望むアドバンテージを持っている。
しかしこちらの陣馬形山キャンプ場は「富士山抜き」で勝負出来る素晴らしいロケーション。一番凄いかも?
GWは後半に勝負する方が多いのでしょうか?中央道も空いてたし、キャンプ場も程よい空き加減。
お山キャンプ場特有の強風も無く、芝のサイトも平坦地が多くていい感じ…天気も上々でポカポカ陽気。
段々畑のように三段に分かれたサイト構成ですが、それはお好み次第。どこからでも絶景が見られます。
キャンプに求めるものは人それぞれ違いますよね?
GWというキャンプ場の繁忙期であっても、ただ張れば良いという訳ではありません。ソロキャンパーであれば尚更。
心に響くロケーションは重要なポイントであり、感動こそがソロキャンプをする意味かもしれません。
日中の暖かさとは逆に、日が沈むとシンシンと冷えてきました。寒い…ここは標高1500mの山頂キャンプ場。
うかつでした。しばらくキャンプをしていないので、防寒装備が中途半端。ヒートテックのモモヒキ?が欲しいガーン
上半身だけがヌクヌクで、下半身がヒエヒエ状態。♯0のシュラフに包まり熱いコーヒーをすする。
昼間は粘っていた雲も取れて、眼下に輝く夜景が目に入ります。
瞳をこらすと、月光に照らされた正面の山々が青白く浮かび上がりました。雪をたたえた美しい姿。
カメラでは捉え切れませんが、時間と共に吸い込まれるように肉眼に焼き付く。
ソロキャンおススメ度・・・★★★★★
本来であれば登山をしなければ見られない風景。それを車やバイクで気軽に味わえるロケーション。
そう考えるとアプローチの迷路も、大した苦労とは言えません。規模もコンパクトで丁度良い。。。
稜線をつたい山頂へ抜ける爽やかな風を受け、一瞬だけ天下人?になった気分になれる稀なキャンプ場(笑)
いつもと違うキャンプを望むキャンパーにおすすめのキャンプ場です。
~平成25年4月のレポです~
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